倉富 勇三郎のプロフィール・誕生日 あなたの街の有名人 日本の有名人データバンク

内子微感冒臥褥

午前より午後まで書状を作る

退省途次伊東巳代治の家に過ぎり、前夜の饗を謝する積りなりし処、之を忘れたり

前日書を持地六三郎に贈る。住所を誤書したるを以て郵便局より返し来る。今日更に其書を封じ、之を郵に投ず

波多野敬直の官房に到る。在らず

金井四郎電話にて、往訪したらば面会することを得べきや否を問ふ。予面会し難き旨を答へしむ

午前、左の趣意の書を大木遠吉に贈る。 「拙者ヲ貴協会評議員ニ御推薦相成ルヘキ旨、御照会之趣敬承。右ハ異存無之候。此段及御答候也。 　　　大正十二年十一月三十日　氏名 　大東文化協会総裁伯爵大木遠吉殿」 文句は確かに記臆せず。多少の相違あるべし

東久邇宮家より浅草海苔五缶を送り来る

…小原セン吉来リ。今朝ヨリ山辺知春ト倶二松根豊次郎ヲ北白川宮邸ノ楼上二招キ其山尾三郎妻二私通シタルコトヲ責メ此上ハ社会ヨリ存在ヲナクスルコトヲ務ムルヨリ外致方ナキ旨ヲ懇二説諭シ漸ク辞表ヲ書カシメ自分(小原)ヨリ君二提出セント…(『倉富勇三郎日記』T8.9月19日)

伊東巳代治来る。予并に石原より伊東の病を問ふ。伊東、ヘットにて牛肉を焼き之を食したる処、ヘットに中り、三日間絶食を為したり。ヘットを用ふるならば、強力の火にて十分に沸騰せしめ、一応菜か大根の如きものを焚て、包有の毒分を吸収せしむれば害なきものと云ふ